猫殿下は婚約者の侯爵令嬢を溺愛しているようです～君を愛することはないなんて嘘であった！心優しい君に愛してもらえるなら余は猫になるのもやぶさかではないっ～

【日間4位まで押し上げていただいた短編『義母と義妹の策略でいわれなき冤罪に苦しむ侯爵令嬢が猫ちゃんを拾ったら～「君を愛することはない」と言われた私が幸せな王太子妃になるまで～』の連載版になります】 フォンテリア王国の第一王子ミケーレは、容姿は美しいが冷徹な青年。猫のディライラだけを大切にしている。 婚約者であるロミルダ・モンターニャ侯爵令嬢にまで、 「君を愛することはない」 と、のたまう始末。 だがミケーレ王太子は、悪い魔女の魔法で猫の姿になってしまった！ 優しい猫好き令嬢ロミルダは、猫になった王太子を彼とは知らずにかわいがる。 ロミルダの愛情にふれて、心の厚い氷が解けたミケーレ王太子は、婚約者のロミルダに恋するようになっていた。 しかし人間の姿に戻った彼の恋心は、おっとり令嬢ロミルダに伝わるのか!? ※★がついている話は王太子視点です。 ※序盤の展開は短編版を踏襲していますが、短編で書ききれなかったヒロインと猫ちゃんのふれあいを増し増しにしております☆ ※9話に短編にはなかった伏線を追加しています。12話以降、連載版オリジナル展開です。