緑の手を持つ令嬢が居場所を探していたら、隣国のダンピール皇子に愛でられました
最終更新:2022/11/24
作品紹介
人に頼ったり甘えたりが苦手だった少女✖️甘やかしたいダンピール皇子のお話です。 周囲の人々とは異なる瞳の色と髪の色を持った妖精のように美しいエヴァは、ティフリス王国のスタール辺境伯の娘として伸び伸びと育ったが、10歳の嵐の夜に馬車の事故で両親が亡くなってからは一変した人生を送っていた。 全てに於いて閉鎖的なティフリス王国で、他国の母を持つエヴァは“異質”な存在だった。 辺境伯の爵位を継いだ叔父一家からは、異質さ故に対等に扱われず虐げられてきた。 「緑の手」を持っていた亡くなった母は植物を上手に育てる人で、エヴァも「緑の手」を持つ人になりたいと願っている。 庭師と一緒に辺境伯敷地の庭仕事をするのが唯一の喜びで、特に母が作った薔薇園がお気に入りだ。 17歳のある日、大国ダキア皇国から来た青年と偶然出会う。 ダキア皇国はティフリス王国とは真逆の国だ。 人間が治めるティフリス王国は純血の人間以外を受け入れようとしない、考え方が閉鎖的な国だ。 かたやダキア皇国は、様々な種族の国民がいる多様性を持つ国。国民には獣人、竜人、エルフ、ドワーフがいて、そして代々皇帝は吸血鬼の一族から選ばれている。 エヴァが出会った青年は自分の出自から、心に鬱屈した想いを抱えていた。 二人が偶然であり必然であった出会いを経て、お互いに初めての感情を持て余しつつ惹かれあっていく。 第一章 ティフリス王国編 第二章 ダキア皇国編 が始まりました。 完結まで予約投稿 毎日2回更新します(7時 17時) どうぞよろしくお願いします。
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