悪食王子の返り咲き ~スキル『悪食』のせいで追放された元王子、実は見下されたそのスキルが最強だった。慌てた実家の連中が戻ってこいと言っているけれど、後悔したってもう遅い~
最終更新:2022/11/29
作品紹介
十五歳になると天からスキルを授かる世界。 主人公レイシュンは国王の息子として生まれ、次期国王に相応しいスキルを授かることを望まれていたが、実際に得たのは『悪食』という最底辺の外れスキル。 どんなものでも食べられるだけの役立たずな能力だった。 「貴様から王位継承権を剥奪する。こんな汚点を歴史に残すわけにはいかん」 レイシュンは次期国王の座を奪われ、着の身着のままで国外追放までされてしまう。 ところが、実は『悪食』の正体は、文字通り『何でも』食べられる規格外の能力だった。 硬い金属や形のない炎、それどころか物理的な存在ではない幽霊や呪いまで、レイシュンは本当に何でも食べることができたのだ。 そしてレイシュンはふとした偶然から龍王の娘と出会い、彼女を悩ませていた呪いを『食べて』無効化し、すっかり気に入られたことで成り上がりの道を駆け上がっていく。 一方、レイシュンを追放した王家は大きな不幸に見舞われる。 能力を覚醒させたレイシュンに頼ればすぐに解決するはずだったが、つまらないプライドのせいでなかなか頭を下げることができず、上から目線で戻ってこいと言うばかり。 自業自得で苦しむ実家の連中のことはさておいて、レイシュンは新たな人生を謳歌するのだった―― ※「残酷な描写あり」のタグは保険です。 ※タイトルは仮題です。別の案が思いついたら変更します。
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