マッチ売りの少女、前世の記憶を取り戻す ~乙女ゲー好きのOLでも、身分違いの恋をしていいですか?~
最終更新:2022/11/21
作品紹介
婚約者が無謀な反逆に赴くことを止めるために、婚約者の命ともいえる聖剣を持ち出したセリージャ。 隠れていたところを親友であるブリケに見つかってしまい、口止めのためにブリケのうっかりミスをかばうようになる。 そのせいでブリケの評判は守られたが、セリージャの評判は日に日に落ちていく。 やがてセリージャは16歳となり、婚約者のミカエルと結婚式の日を迎える。 しかしミカエルはその場で婚約破棄を言い渡し、かわりにブリケを妻にすると言い出す。 セリージャはそれまでの悪評によって、悪役令嬢に仕立てあげられていたのだ。 絶縁状がわりに、ミカエルは聖剣でセリージャを斬る。ミカエルの聖剣は斬った者の効果を奪う効果があった。 記憶を奪われたセリージャは一族からも見捨てられ没落、飲んだくれの父のもとでマッチ売りをしていた。 そして大みそかの日、マッチが売れずに凍え死にかけたセリージャは売り物のマッチで暖を取る。 マッチの火の向こうに浮かび上がっていたのは、ミカエルに奪われた記憶。 そして、前世の記憶。 「わ……わたし、OLだったんだ!」 前世でのセリージャは、近藤真子という名のOLだった。 セリージャは前世で培った経験を活用し、マッチを売りさばく。 ひょんなことから貴族の青年に見染められ、屋敷で働くようになった。 これは、悪役令嬢に仕立てあげられ、すべてを失った少女が奇跡の復活を果たし、 かつての親友と婚約者を見返すだけでなく、ざまぁする話。
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