冒険者見習いはダンジョンの底に落ちて無能と思われた才能で成り上がる～才能【make progress】の意味を知ってダンジョンを攻略して運命の出会いを繰り返し、やがて英雄冒険者に成り上がる～

アレンは生まれてすぐに孤児となり孤児院で育つ。十歳になった時、才能開花式で数多い神々の中で唯一無能と呼ばれる神ルナソルの才能を授かる。神ルナソルから授かる才能はどれもミミズみたいな文字で誰一人読めない才能のため、殆どの人が明確な使い方が分からず無能と烙印を押された。 才能【make progress】を授かったアレンも自分の才能の使い方が分からず、十歳から孤児院を卒業して生き残るために冒険者クラン【絶望の銀狼団】の下っ端として所属することとなった。 五年間毎日雑用で使われて狩りにも連れて行ってもらえずレベル１のまま、とある事件から先輩冒険者によってダンジョンに連れて行かれる。 始めてのダンジョンで錆びた短剣で戦うように命じられレベル１では相手にならない強敵スケルトンによって殺されかけた時、ダンジョン地変によって奈落の底で落ちたアレン。 奈落の底で既に死んでなくなった冒険者の跡からルーンを手に入れたアレンは、自身が持つ才能【make progress】の本当の力に目覚める。 本来なら成長するはずのないルーンに成長という力を与える才能【make progress】を駆使してダンジョンの奈落から這い上がってきたアレンは、夢だった英雄冒険者を目指す。 しかし、アレンの力を巡りやがて大きな陰謀がアレンを飲み込んでいく。 アレンは心から信頼できる仲間と共に巨大な敵に立ち向かう。