捨て子がスライムに拾われて最強の冒険者に育ちました~最弱【スライムスキル】使いの勘違い無双譚
最終更新:2023/8/23
作品紹介
王家おかかえの魔術師に、「この子はスライムのような人生を送る」と予言された、王の息子ラルス。 スライムと言えば、魔物の中でも最低最弱……いわゆる雑魚だ。 怒った王は「そのような息子はいらぬ」と、生まれたばかりのラルスを 人を寄せ付けない『魔女の森』の近くへ捨ててしまった。 だがラルスは、そこへ通りがかった老スライムのスヴェンに拾われ、魔女の森の中で育てられることになる。 成長のさなか、ラルスはスライム独特の技能【スライムスキル】を身に着けた。 魔物のスキルは、普通は人間には使えない。驚くスヴェン。 16歳になり、「外の世界が見たい」という夢を持つようになったラルス。 仲間のスライムたちに見送られ、魔女の森を旅立った。 スヴェンは言った。 「外の人間は、スライムは魔物の中でも最弱といってはばからない。 【スライムスキル】を身に着けたとはいえ、それもまた人間にとっては最弱のスキルなのじゃろう。 十分にわきまえて、気を付けて旅をするのじゃ」 だがスライムたちも、ラルス本人も知らなかった。 【スライムスキル】を人間が使えばどうなるのか。どれほどの威力を発揮するのか。 その力を自覚無く使いこなす、ラルスの勘違い無双譚が始まる。
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