死が二人を分かつことがなかったので、旅に出ることになりました。
最終更新:2023/6/11
作品紹介
その昔令嬢だったアリアは、一人きりの小さな家のベッドの上で、六十五歳の生涯を終えようとしていた。 しかし、お迎えの気配がない。目を開けると、しわだらけの手はつるつるに、かさついていた白髪は美しいブロンドに、ベッドの横には、令嬢だった頃に半年間だけ学園で密かに会っていた「友人」が、そのころよりも幼い少年の姿で立っていた。出会いから五十年。若返った二人がようやく取り戻す青春とロマンスの旅。 その執着は、純愛か狂気か。 2023.5.2 船出からウルトイルまでの第一部を完結致しました。
評価・レビュー
まだレビューはありません。