運命の人が異世界にいるなんて思ってもみなかった
最終更新:2023/5/14
作品紹介
24才になる彩綾は、彼氏ができても長続きしたことがない。 仕事もある、親友もいる。 無理に恋人を作る必要なんてないんじゃないかと思いながら過ごしていた。 高校時代からの親友、エイミは『運命の人』の呼ぶ相手と出会い、その恋を成就させて結婚、もうすぐ出産だ。 誰かを本気で好きになったことがない彩綾は、エイミの幸せそうな姿を見ているうちに、自分にも『運命の人』なんているのかなとふと思うこともあった。 満月が美しいある夜、空を見上げて何の気なしに月に願い事をする。 「もし本当に『運命の人』がいるのなら会わせてください」と。 直後、足元から吹き上がった突風に包まれた彩綾は異世界へと転移していた。 一番最初に出会った騎士のテオと過ごしていくうちに、今まで感じたことがない感情が心の中に芽生えてくる。 転移先の世界の二つの月が重なった夜、元の世界に帰ることができると聞いた彩綾は、テオへの想いを持て余しながら8ヶ月後のその夜までの異世界滞在を楽しもうと努力する。 彩綾とテオの出会いは偶然なのか必然なのか。 ※ふんわり設定です。 ※1日複数回投稿予定です。
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