せっかく家の借金を返したのに、妹に婚約者を奪われて追放されました。でも、気にしなくていいみたいです。私には頼れる公爵様がいらっしゃいますから
最終更新:2023/5/27
作品紹介
ヤルス伯爵家の長女、セリアには特別な才能があった。 それは商才だ。 借金に苦しむ生家において、彼女はその才能を発揮することになる。 見事に借金を完済するに至り、晴れ晴れとして彼女は自らの婚礼を間近にすることになった。 だが、 「セリア。君には悪いと思っているが、私は運命の人を見つけたのだよ」 婚約者であるはずのクワイフからそう告げられる。 そのクワイフの隣には、妹であるヨカが目を細めて笑っていた。 気がつけば、セリアは全てを失っていた。 今までの功績は何故か妹のものになり、婚約者もまた妹のものとなった。 さらには、あらぬ悪名を着せられ、屋敷から追放される憂き目にも会う。 失意のどん底に陥ることになる。 ただ、そんな時だった。 セリアの目の前に、かつての親友が現れた。 大国シェリナの雄。 ユーガルド公爵家が当主、ケネス・ローベルグ。 彼に手を差し伸べられ、彼女の運命は大きく変化していく。 ※当作は、アルファポリスさま、カクヨムさまでも掲載しております。
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