古代ローマより幕末動乱を駆ける君に剣を。
最終更新:2024/6/20
作品紹介
古代ローマの女剣闘士アキリアは、伝説とまで言われた剣闘士であったが、ある日の闘技会でうっかり死んでしまう。 だが、優秀な剣闘士であったアキリアの願いを、褒美として一つだけ叶えるべく、彼女のもとに、神から天使が派遣された。 アキリアにはいつかローマ皇帝へと仕えるという夢があったため、延命を希望するが、天使の幼女はアキリアの願いを勘違いし、彼女を幕末の日本へと飛ばしてしまう。 ローマで培った剣闘士としての腕を頼りに、京都で仕事を探していたアキリアは、新撰組の前身──壬生浪士組に入隊するための試験を、女人禁制だということを知らずに受けた結果、見事合格し、その強さゆえに、例外で入隊を認められることとなった。 いずれローマへと帰ることを望むアキリアであったが、気が付いたら昇進していたり、自分にしか懐かない天才剣士を拾ってしまったり、と、何だかんだと、そこから離れられなくなってしまう。 ローマに帰る目標と、京都の治安を護る仕事と、徐々に迫ってくる幕末の動乱と。 遠い過去の経験と、剣闘士としての腕を武器に、アキリアは仲間とともに時代の『結末』を変えるべく動乱の果てに挑む──。
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