騎士の生き様~レイモンド・カークスは、気狂いにございます~(加筆改稿版)
最終更新:2023/7/18
作品紹介
グラナダ侯爵に仕える騎士、レイモンド・カークスは無骨な男であった。 心身を鍛え、技を磨き、忠勤比類なき彼は侯爵からの信頼も厚く、重用されていた。 やがて侯爵の娘ミシェルが貴族学院に通うようになると、その行き帰りの護衛も任されるようになる。 敬愛する主人と、その愛娘とを守る充実した日々。 だがそんな日々は、守るべき侯爵令嬢ミシェルが第二王子の婚約者となったことで崩れだしていった。 そして起こった悲劇の末に、彼は言う。 「レイモンド・カークスは、気狂いにございます」と。 彼の選択と、その結末とは……。 ※「気狂い」は「きちがい」とも読みますが、本作品においては「きぐるい」とお読みいただければ幸いです。 ※後半は残酷な描写が多めでございます、苦手な方はお気を付けください。 また、私の作品としては珍しく、ハッピーエンドではございません。 合わせてご注意いただきたく思います。 ※以前投稿した短編の、加筆改稿版になります。前作をお読みいただいた方にも楽しんでいただけるよう加筆しておりますので、お楽しみいただけたら幸いです。 また、短編をお読みの方はおわかりかと思いますが、こちらの作品はとある昔の読み切り漫画に触発されて書いたものになります。結構覚えてらっしゃる方が多かったので、ネタバレ回避のため作品名は終わりの方まで伏せておきますが、『もしやあれでは』とお気づきになられた方でご不快になられる方がいらっしゃいましたら、すみません。
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