ドラゴンに子供を作ろうと迫られた僕は一体どうしたらいいのかな?
最終更新:2015/12/22
作品紹介
高校三年生になったばかりのある日、僕は気がつくと白い世界にいた。 そこで正体不明な老婆の声を聞き、だけれどはっきりと目的を告げられる事なく異世界へ飛ばされてしまった。 銀髪の女騎士に保護されて王都に辿り着いたはいいが、僕はその広場で巨大なドラゴンの手に囚われてしまう。 もうお手上げだと諦めかけた時、ドラゴンは静かに口を開いた。 「さて婿殿。それでは妾と子を成そう」 驚愕する僕の目の前で、ドラゴンは幼女へと変身した。 幼女は、僕の体内に金色の竜力が宿っていて、その竜力があれば絶滅しかけている四種の竜神族どれとでも強い子を成す事が出来ると言う。 色々な思いが錯綜し、僕は子供を作る事に対する返事を先延ばしにする。 竜力の暴走を抑えるために、解決策がある霊峰フィールズに向かう事になった。 身分証を作りにやってきた冒険者ギルドで、僕は命を狙われる。 僕の命を狙う者の正体は、アトラスの民を滅ぼそうと画策する邪神族、その中の邪獣族だった。 なんとか難を逃れた僕達だったが、今度は邪獣族全体に包囲されてしまう。 生き残りをかけた戦いが始まろうとしていた。
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