隻腕の【操り人形師(パペッティア)】 ~人殺しの道具と呼ばれた少女のセカンドライフ~
最終更新:2024/1/15
作品紹介
セレナ・リードは帝国軍に所属している【殺戮人形(マーダードール)】だった。 もちろん、彼女は本当に人形であるわけではない。ただ特殊な訓練と、魔法による身体能力の強化を受け、実戦投入された人間兵器であるというだけ。 だがそんな彼女は、ある日右腕を失い帝国軍から放棄されてしまった。 その当時、セレナはまだ若干十三歳である。 ――二年の月日が流れ、戦争は終結した。 帝国は破れ、崩壊。誰もが戦後の処理に追われる最中、一人の青年――アクリオ・フリューゲルが、役人に保護されていたセレナのもとに現れる。 彼の手引きで、王国の身元引き受け人へと預けられたセレナ。 彼女はそこで、ある少女と出会う。 そして人々とのふれあいの中、失っていたものを取り戻していくのだった。
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