人魚の血を引く花嫁は、月下のもと愛に溺れる
最終更新:2024/2/10
作品紹介
和風ファンタジー 《短いあらすじ》男を惑わし魂を喰らう人魚の血を引く半妖の娘凍華と、それを知っていながら惹かれる妖狐の命がけの恋。さらに、凍華を執拗に追い回す妖狩りの本当の目的とは? 《あらすじ》男を惑わし喰う人魚の血を引く凍華は、自分の素性を知らないまま叔父の家で暮らしていた。青い目のせいで忌み子だと虐げられ、挙句、従姉妹が裕福な家の娘が通う女学校に入学するために、16歳の誕生日に郭に売られてしまう。 廓に売られた凍華は、月明かりを浴びた途端耐えがたい喉の渇きと飢えに襲われ、客の男の首に手を掛けた。 そこに飛び込んできた妖狩りは、凍華を見るなりやっと会えたと目の色を変える。 必死で妖狩りから逃げる凍華を助けたのは銀色の髪の妖狐。珀弧の名乗ったその男の元で、小狐や猫又と暮らすうちに凍華の傷ついた心は癒やされていくが、男を食うという運命からは逃れられない。 再び満月が来た時、激しい飢えが凍華を襲い…。 満月の灯りが人魚の力を増すなか、誰も食べたくないの凍華と、食われる危険性を知りながら愛を注ぐ妖狐。そして、妖狩りの真の目的とは。
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