あの有名女優が俺の妹になる件について
最終更新:2018/4/13
作品紹介
初めて彼女を見た感想――――――― ―――――――言葉が出なかった。それほどまでに美しかった。きれいとか可愛いとかという言葉がその子の足元にも及ばないくらいに。むしろ神々しいとかいう言葉の方が近いのかもしれない。腰まで伸びた光沢ある黒髪、俺の手ですっぽりと覆えるような小さな顔。その中にある大きく、くりっとした目に形の良い唇。その子について褒めていたらきりがない。 いや、それもそのはずか。だってこの子は―――― 高校二年の俺、桂(かつら)昴(すばる)はある日、父さんに呼ばれ父さんが再婚することを伝えられる。さらにその再婚相手には女の子がいることも。 二日後、その新しく家族になる二人に会いに行くことになった。そこで俺は初めて彼女に会い驚愕した。 父さんが彼女の紹介をする。 ―――― 「目の前にいるのはあの有名女優《吉良綾女》(きらあやめ)だよ」 ――――
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