大国グランルンド王国の王女セレーネは、その月のように儚げで、それでいて華やかさを持ち合わせている美しい容貌から『月華姫』と称されている。そんなセレーネには、幼い頃に出逢った初恋の人がいる。エトワールという名だけをセレーネに教えたその男の子は、正体は分からないものの少なくともセレーネと結婚できる相手ではないようだった。一方のエトワールは、グランルンド王国から離れた小国の公爵。元第三王子だが持って生まれた特殊能力が理由で成人後すぐに臣籍降下し、無人島を領地として選び仕事をしている。常に星を見上げている姿から『星守り公爵』と呼ばれるようになったエトワールも、セレーネを初恋の人としていた。――ただ一度だけの邂逅で恋に落ち、けれど結婚できないと理解し諦めた、遠く離れた二人の恋物語。
更新:2023/3/26
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