ギルドマスターに追放されたSランク鑑定士は、独自にギルドを設立しました。 担当していたSランクパーティが続々とギルドに入ることになったけど大丈夫ですか?
最終更新:2021/5/2
作品紹介
「レイくん。もう用無しだからクビね」 「え? なんでですか! このギルドに貢献してきたじゃないですか!」 自分で言うのもおこがましいが、国随一のギルドにしたのははっきり言って俺の貢献があったからといってもいいかもしれない。なんせSランクパーティを次々と排出してきてこれたのは、俺が鑑定眼を使っていたからだ。だからこそこのギルドにSランクパーティが複数いると思っている。そりゃあみんなが頑張ってくれたのが一番だけど。 「レイくんに払っているお金がもったいないんだよね」 それは俺がここまで頑張ってきた結果じゃないか! でも別に金なんていらない。そう思ったため 「では下げてもらっていいので!」 でも次に来た言葉は 「それはできないよ。なんせもう決定事項だからね。それにSランクパーティたちとは専属契約したから、用済みなんだ」 Sランクパーティと契約したから用済み? そんなのあんまりだろ。ここまで俺がやってきた努力は何だったんだよ。 (クソ) こうして俺はギルドを追放された。 (絶対に見返してやる) そう思いながら、歩いていると一枚のチラシを目にした。 【自分で新たな道を作ってみませんか? それ以外にも困っていることがあればご相談に乗ります】 このチラシとの出会いが、俺の人生を変えた。
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