私の旦那さまは余命100日
最終更新:2016/10/24
作品紹介
「私にとって最高の、自慢であり誇りに思っていた姉は、実は稀代の悪女だったのです」 両親が遺した屋敷で、静養生活を送っていた侯爵令嬢のヴィオレッタ。 彼女は第一王子の許嫁として幼い頃から城で暮らしている姉ミオリアの結婚式を楽しみにしていたが、ある日屋敷に乗り込んできた騎士たちによってその平穏は壊れる。 姉は少し前に王子から婚約を破棄され、その腹いせなのか彼が選んだ『異世界出身の聖女』への嫌がらせなどを行い、結果、生涯許されることのない国外追放処分を受けたというのだ。 ヴィオレッタは騎士に無理やり連行された王都で、王子から『姉が追放された先を知りたければある人物と結婚しろ』という、不可解な条件を突きつけられてしまう。 王子がいう『ある人物』とは、若くして才覚を示し出世街道を歩いていたものの、例の一件で姉に味方をしたために失職したという『元宮廷魔術師』セレスタイト。 彼はヴィオレッタと結婚したその日、余命が100日になる『罰』を受ける身だった。
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