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@オノログ

作:黒崎 光

精鋭部隊を追放された挙句に人間爆弾にされたけど、特殊因子が開花して敵の超級殲滅兵器と融合した結果、無敵になったので、世界を気ままに放浪することにしました

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最終更新:2020/6/29

作品紹介

 『死霊』と呼ばれる人知を超える機械生命体の襲来により崩壊した世界。  敵と遭遇すると必ず頭痛を起こす颯(はやて)は、敵の存在をいち早く察知するため、レジスタンスの作戦指揮官に重宝される一方で、所属する対死霊精鋭部隊においては、頭痛でろくに動けない事を理由に『指揮官お気に入りの役立たず』と揶揄され、疎まれていた。  そしてついに、事件が起こる。作戦行動中のミスに見せかけた仲間の策略により、片腕を失う深手を負った颯は戦闘不能と判断され部隊から追放されてしまう。それどころか敵の捕虜収容施設を奇襲するための自爆要員にさせられ、敵地のど真ん中に単身で放り出されるのだった。    こうして『指揮官お気に入りの役立たず』という疎ましい存在を追放することに成功した精鋭部隊だったが、実は颯の頭痛は『量子共鳴』という敵機動兵器に干渉する超希少因子を持つために起きていたのだった。  因子の開花により、遭遇した敵の超級特殊殲滅兵器と融合した颯は、一人で敵機動部隊を殲滅して尚、有り余る程の力を手に入れる。  世界の行方を左右する程の存在となった颯だったが、彼が選んだのは世界を気ままに放浪する事だった。    一方、颯を失った精鋭部隊は、今までは戦えていたはずの敵に、全く歯が立たなくなっていた。彼等が今まで勝てたのは颯が持つ『量子共鳴因子』の干渉によって弱体化した敵を倒していたに過ぎなかったのだ。さらに簡単な任務すらも度重なる有り得ない不幸によって悉く失敗して行く。  威張り腐るだけで全く勝てない精鋭部隊は、やがてレジスタンスのお荷物になっていくのだった。

残酷な描写あり近未来人工知能電脳世界サイバーパンク

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