無表情のはずの悪役はそうして笑う
最終更新:2018/1/4
作品紹介
幼い頃から自分が転生者だと知っていたユージェニアは、ここが乙女ゲームの世界だと気付き、その舞台の魔術学園に入学する。危険はないかって? 大丈夫。私は名前さえ無いモブ。画面に写ってないけど実はいたりする空気。 空気としてじっくりワクワク物語の進行を観察していたのに。ああ、なんてことでしょう。 まさかヒロインめがけて落とされた花瓶が、私の目の前を通過するはずだったとは。 これは、うっかり花瓶をキャッチしてしまったことから始まった、ユージェニアと十三歳の悪役美少年のお話し。
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