王子の婚約者? お断りします。私、××に愛されているので。
最終更新:2020/7/23
作品紹介
リーシアは前世の記憶を持って貴族令嬢として転生したものの、誕生1分で捨てられたため、ただの平民の冒険者である。 面倒くさいことから身を守るため、そして厨二な呪文から逃れるため、日々、無詠唱の魔術を独学で究める所存。 見るからに貴族な少年が、前世培養のゆとり思想に興味を持った? 海の向こうには、黒髪ばかりを狙う最強誘拐犯(=魔王)が居る? あるいは、その魔力と魔術の才能を国のために役立てないかって? 「それ、私にメリットありますか?」 リーシアは実に利己的かつ現代的な感覚を持った、リアリストである。 ただ、ちょっと、前世で『悪趣味』と呼ばれていたことを除いては。 ひょんなことから貴族少年と出会い、あれよあれよと懐かれてしまったリーシアは、一方で忘れていた。否、居ると思っていなかったのだから、仕方ない。 前世で彼女を愛した存在が、ハタ迷惑な狂愛者だったことなんて……。 完結しました。ありがとうございました!
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