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@オノログ
作:帆多 丁
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最終更新:2019/3/23
夢見る僕と不条理の姫君、あと鬼。
最初はそれこそ「不可解」で、でも「きみだれ!? ぼくなに!? 鬼どこ!?」らへんから落ち着いて、その直後のフルスイングされる金棒が生んだ”ロマンチック”な光景に息を呑むんです。呑みながら、もうなんだか気持ちよくて。信頼感みたいなものが生まれます。訳が分からない、訳が分からないが、この世界はとても魅力的なんだって。 これ書くために二周読んでるんですけど、流れ鬼に祈るところ、一周目はちょっとコミカルに読んだんですが、二周目はまたこう感慨が違っていました。あと一々背景がいいんですよ。マンハッタン、メロンパンのような銀河系。脳が揺れるおしゃれさです。全然違うものだけれども帆多さん的世界にまとまっている。 そして「本番五分前」。この否応なく進んで行く感じ既視感あるよな、上手いなと思いました。ここで、こんなに姫君を儚げに可愛く書くか、それはずるいよ! その後はああ……って。甘い可愛い。そこから後も素敵。 いちいち楽しそう、いちいち魅力的、いちいち不条理、それはいつかは終わる。けれどもその中ではなんだって出来る。その世界特有の寂しさの訪れが予感される一方で、今ばかりはなんだって、なんだってできる。きみを助けに行く。 こんなに賑やかで波乱万丈なのに、純愛もののような美しさを感じるのは私だけでしょうか。そう、とてもきれいでした。
辰井圭斗
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