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@オノログ
作:翔優
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最終更新:2020/7/22
オーバードーズの為に精神科病院に入院した「僕」。そこでの生活を送っていく中で、彼の心にある変化が表れる。人との関わりを通して、「僕」は心の傷を癒すことができるのか。第1回ステキブンゲイ大賞応募作品。
自殺を図ったことがきっかけで精神科病院に入院した‘僕’。行動を制限され、病室仲間ともうまくいかず、妻や娘との関係も拗れていく彼は早期退院を目指して奮闘するが…… タイトルである籠の鳥とは、一体なんだったのか? ラストシーンで‘僕’の手記を読んだ妻の言葉が全てを物語っているのかもしれない。この作品では精神疾患が扱われているが、果たしてこれはお話の中の他人事で済むことなのだろうか? 心の闇というのは誰しもが持っているもので、ふとしたことがきっかけで簡単に表に現れて、人の心を蝕んでいくのではないだろうか。そう、考えさせられた一作だった。
石嶋ユウ
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