転生ヒロインの選択。白馬に乗った王子様はいません。
最終更新:2021/3/15
作品紹介
白馬に乗った王子様はいない。王宮での現実を見た時、それを思い知った。 叔母である現王妃は、国王を愛のない政略結婚をした後、側妃を迎えた国王により王宮内でないがしろにされてきた。白い結婚では子が出来るわけもないにも関わらず、国王の寵愛を受けれなかった王妃に対し皇太后すら冷たく当たった。そして一年前、毒を盛られたことにより、王妃はすっかり弱ってしまい、領地療養を願い出るも、それが叶わずにいた。 子爵令嬢という低い身分にもかかわらず、私は俺様殿下のお友達になることに成功する。今日こそは殿下に聞いてもらいたい話があると、お願いしようとしていたところ、校舎の上から水を浴びせられた。私がいじめられてるとこに心を痛めた殿下は、いじめの張本人である婚約者の元に私を連れて行き、断罪を始めた。 そこで初めて私は前世の過去を思い出す。しかし思い出したところで、私の目的は変わりはしない。私の目的はただ一つ、叔母である現王妃を助け出すこと。 白馬に乗った王子様がいないのならば、自分が愛する人は自分で見つけてみせます。
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