7人の美しき花婿候補たち

オリラント王国国王の一人娘サフィリアは、病に倒れた父王から、16歳の誕生日から2か月後の建国記念祭までに花婿を決めるよう命じられる。父王の選りすぐった7人の花婿候補は、いずれ劣らぬ能力と美貌を持つ、王国の7大貴族家の跡取りたち。 16歳の誕生日にその7人と会った直後、サフィリアは毒に倒れ、悪夢にうなされる。ようやく目覚めたサフィリアに届いた差出人不明の不吉な手紙は、その悪夢を象徴するかのような内容だったーー「あなたの予知夢は、破滅の知らせ」 サフィリアは7人の花婿候補全員が現れた悪夢を思い出す。朧げな記憶の中、ただ1つだけ、誰か1人を選んだ時だけ無事生き残れる道があった。 …ん？なぜかこの場面、既視感があるわ。私、もしかして、乙女ゲームの悪役姫に転生してる？ …一体、誰を花婿に選べば生き残れるの？ 破滅フラグを折りながら突き進む、サフィリアの奮闘やいかに。