救世済民の万能癒術士~医療ギルドを追放された後も治療しまくってたら帰ってこいと言われたけど、もう遅い。~
最終更新:2021/3/19
作品紹介
『医療行為は対価を得なければ施してはいけない』。それはギルドによって定められた掟。 そんなルールを破って、貧しい人間に治療行為をし続けていた癒術士のカイトは、医療ギルド『ブラックスネイク』を追放されてしまう。 「お前のような1ギルも稼げない無能は、このギルドにいらないんだよ!」 無能扱いされたカイトだったが、彼には信念があった。それは、貧しい人も、裕福な人も、全ての人間が健康に生きられる世界を作ること。 「追放されたってことは、もう好き勝手やっていいってことだよな?」 カイトはただの癒術士ではなかった。彼は幼いころからの修行の末、天才的な回復術を身に着けていた。 どんな重傷でも一瞬で治してしまう『治癒(ヒール)』、回復を逆行することでダメージを与える『反治癒(リヒール)』など、回復に関することでもなんでもできる。そんな魔法はカイト以外にはありえないことだった。 訪ねてきた人間を癒すたびに、カイトの周りには仲間が増えていく。うなぎ昇りになる彼の評判に対して、ブラックスネイクは落ちぶれていく――。 万能な回復魔法を使って、カイトは全ての人を癒すべく生きていく。気づけば、彼は『最強』の名前をほしいままにしてしまう。 1話2000文字程度で読める、スカッと爽快な追放ファンタジー。 カクヨムにも掲載しています。
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