うちのトラックは、轢いた相手を異世界に飛ばせるらしい
最終更新:2017/6/22
作品紹介
倒産しかけのトラック運送業をやっている多嶋流行 (37)に神のお告げがあった。 『そなたのトラックには人を異世界に送る力があります。ぜひその力で異世界に送って欲しい人がいるのです』 異世界に人を送る方法。それは時速80km出したトラックで対象を轢くこと。 初めは無視していた流行だったが、毎夜毎夜夢枕に立たれお願いされ続ける。 しまいには起こるだろう不幸な未来まで見せられ、しかたなく受諾してしまった。 対象は男子高校生。 時速80km以上の速度で轢ひかれた少年は、無事に異世界へと旅立った。 そして異世界に人を送った報酬に、送り先の異世界の神からその世界のモノが送られてくる。 ときには宝石が。 ときには神の像が。 そして、生け贄の少女が。 その報酬でなんとか会社の経営を立て直した流行の夢枕に、たびたび立つ自称・神。 今日も流行は、しぶしぶトラックで人を異世界に送り続ける。 10万字ちょっとの文字数で完結いたしました! R15や残虐描写有りは保険としてつけています。
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