天方家の女中さん
最終更新:2020/6/30
作品紹介
PHP文芸文庫様より書籍化!(改題『天方家女中のふしぎ暦』) 時は昭和初期。天涯孤独の少女・結月(ゆづき)は霊感が強く、周囲の人達に気味悪がられていた。奉公先を出され、田舎から帝都・東京に出て仕事を探していた結月は、天方(あまがた)家で女中として雇われる。 天方家は、穏やかな主人の涼、朗らかな奥様の閑子、素っ気ない息子の漣の、一見普通の三人家族。しかし実は、次々女中が辞めてしまう怪現象が頻発する奇妙な家であった。喋る大蝦蟇、夫を迎えに来た謎の女、さまよう子犬の霊……。奇怪な現象が当たり前に起こる天方家には、何やら秘密があるようで――。 「あの、奥様は幽霊なのですか?」 女中の結月が天方家で過ごす、不思議な日常と事件を描いた怪奇幻想譚。
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