残念ジョブ「メダルコレクター」が実は超便利だったので、迷宮都市で楽しくやります
最終更新:2021/2/23
作品紹介
「メダルコレクター……聞いたことないねぇ」 神殿で行われる「就職の儀式」。 十ニ歳の少年アルトは、おばちゃん神官の気まずそうな表情を見て「あぁ、本当にダメなんだな」と察した。 彼のような後ろ盾のない孤児にとって、神殿で得られる「ジョブ」は重要なものだ。しかし、このメダルコレクターというのはそもそも前例がなく、何の役に立つジョブなのかも分からなかった。 飛び出してきた孤児院には今さら戻れない。 考えた結果、アルトは育った町を出て、迷宮都市で探索者になることを決意する。 「……メダルコレクターってどんなジョブなんだろうな」 旅の途中、ひょんなことからアルトはメダルコレクターの持つ能力を見つける。それは「魔物の能力をメダルに封印し、それを自分の力として使える」という超便利なものだった。 目指せ、メダル図鑑コンプリート。 特別な力を手にした彼は、迷宮都市を舞台に、魔物のメダルを集めて自由に生きていくことを決めたのだった。
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