【三章完結】空を飛びたいだけなのに ~魔法をやらずに飛行実験ばっかりやってたら追放されたけど、空を飛んだらゴミだったはずの才能〈大空の支配者〉が覚醒して気付けば魔法も世界最強になってました~
最終更新:2021/9/15
作品紹介
「くだらん趣味を辞めて今すぐ魔法に打ち込むか、追放されるか! どちらかを選べ!」 言うまでもなく、オットー・ロングは追放されることを選んだ。 彼は大貴族ロング家の道楽息子だ。 貴族としての価値が魔法で判断される国に生まれながらも、彼は魔法を極めようともせず、空飛ぶ模型やグライダーの制作に熱を上げていた。 「追放万歳! これで家から自由になった! 思う存分、空を飛べる!」 とはいえ、オットーには金がない。 やむなく冒険者として旅立った彼は、初依頼で〈大空の支配者〉を覚醒させる。 皮肉なことに、これは飛行能力と比例して魔法の力を与える才能(タレント)であった。 「魔法には興味ないんだけど……飛べるなら、魔法でもいいか!」 飛行を極めて最強になったオットーをロング家が慌てて連れ戻そうとするが、もう遅い。 これは空を愛するオットーが世界中を飛び回り、周囲を振り回したり振り回されたりしながら無双する物語である。
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