「とんでもない悪訳だ! 君は何を勉強していた!?」 聖女候補としての試験を終えたベラは、婚約を結んでいた第一王子ウィリアムからそんな罵声を受けた。 彼女だけが、国を守る大精霊から”この国には、大変な厄災が迫りつつある”という予言を聞いたのだ。 他の聖女候補も採点していた先代の聖女たちも、誰もそんなことは聞いていない。 「いったい何を考えていた!? でたらめな文言を付け足せば目立てるとでも思っていたのか!」 「でも、間違いなく私は……大精霊がそう言っているのを聞いたのに……!」 まったくのでたらめを言ったな、と決めつけられて婚約破棄されたベラは、失意の底に沈んだ。 そんな彼女の元へ、謎めいた男が現れ……。
更新:2021/6/26
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