【連載版】嫌われ者の公爵令嬢。

プレイした乙女ゲのモブに転生した現代人がゲーム知識と現代知識を生かして皇太子妃に上り詰めた後の、彼女のゲーム知識による【悪役令嬢】呼ばわりで人生を大きく狂わされた現地公爵令嬢の物語。 皇太子妃の視点からだとよくある『モブ転生からの玉の輿勝ち組物語』になるが、その後も彼女が同じスタンスで生きていたらどれだけの迷惑と混乱を巻き起こすか……というベースが珍しいパターンでよかった。 ヒロインが【悪役令嬢】ではないために最終的にざまぁされることになる皇太子妃だが、そもそもヒロインが【悪役令嬢】から脱却したのは皇太子妃の言葉によってで、ゲーム通りにことが進まなかった一番の原因は『モブが皇太子妃になるという原作破壊をした』彼女自身の手によるもの……という流れに、なるほどそうきたか、となった。