フルート吹きの休日 ―宮廷楽団を追い出されたので一人でフルートを練習していたらいつのまにか音楽サロンができました―
最終更新:2020/10/3
作品紹介
子供の頃からフルートに親しんでいたテオは宮廷楽団に入るのが夢だった。 片田舎から家出同然に飛び出してなんとか見習いとして宮廷楽団に入ったものの、結局、一年でクビになってしまった。 クビになったのは実力に問題があったのではなく、とある貴族の横槍があったためだが、そんなことをテオは知る由もなかった。ただ自分の実力不足が原因だと思い込んでいた。 たとえ実力不足だったとしても夢を諦められなかったテオは、安宿の下男として働きつつ、王都の外れでフルートの練習を続けた。 一人で練習を始めたテオだったが、その美しいフルートの演奏に魅了されて色んな動物たちが集まりだした。 動物たちを集める不審者として通報されたことがきっかけで、テオは一人の女騎士と知り合う。それを皮切りに貴族の令嬢、売れっ子の女性バイオリニスト、女性作曲家と懇意になっていく。 そして、ついには王室をパトロンとして味方につけるのだった。 ―――― アルファポリス様・カクヨム様でも掲載中
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