見た目が十割のこの世界で俺に青春ラブコメなんて起こらない(旧友達の兄に惚れてしまったJKとトラウマ系男子)
最終更新:2021/3/21
作品紹介
意識高い系高校生であるところの俺、菖蒲順一はデブである。 そしてその見た目が故に様々な経験をし、それ故に一般的な高校生男子らしからぬ意識高い系となった。 え? 具体的にどんな経験をしてきたか聞きたいだって? わざわざここで言う様なもんじゃない。ありきたり過ぎてドラマにもならんようなことさ。例えばそう、妹がデレなくなったり、妹からごみを見るような目で見られたり、妹から夕食のエビフライを取り上げられたり、あとはそうだな――女子から冷やかしの告白をされたり、な。 まぁそんな経験のお陰で今では女子からの広い意味でのセクシャルアピールには眉一つ動かさず対応できる様になったわけだ。 それはそこらのモデルかアイドル顔負けのルックスを持つ白石凛に対しても例外じゃない。 だいたいマックで不意打ちのパンチラをかました後に連絡先を交換しようとしてくるやつがまともなわけないだろ? 選ぶまでもなく俺の脳内選択肢はたった一つだったさ。 とっとと逃げろ。 ※これは筆者が以前小説家になろうで連載していた『友達の兄に惚れてしまったJKとトラウマ系男子』を大幅改稿したものです。 カクヨムにも投稿しています。
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