スラムのピアノ弾き ―スラムで生まれた女の子が貴公子に拾われてピアノの聖女と呼ばれるようになったわけ―
最終更新:2021/8/23
作品紹介
働いていたパブで毎日店の女主人に怒鳴られたり、時には客から殴られる。 スラムでそんな生活を送っていたわたしにはピアノという特技があった。 貧乏で辛い生活でわたしの心を支えてくれたのはピアノだった。 廃墟となった教会で偶然見つけた、捨て置かれたピアノを弾くことがわたしの生きがいだった。 ある日、わたしがいつも通り教会でピアノを弾いていると貴公子が現れた。 「お前は明日から俺の楽士だ!」 わたしの生活は一変した。 貴族の家でピアノを弾いて暮らす生活が始まったのだ。 最初は他のメイドにいじめられることもあった。 でも貴公子がわたしを守ってくれた。 音楽にあふれた幸せな日々を過ごすうちに、いつしかわたしはピアノの聖女と呼ばれるようになっていた。 ※アルファポリス様、カクヨム様でも掲載しています。
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