おりひめと蠱毒の後宮
最終更新:2021/8/14
作品紹介
陰陽師家ゆかりの不知火家にうまれたイオリは、十〇歳で白羽の矢が立ち、五年後に人柱として異界へ捧げられた。平安時代で時を止めたようなその異界は、ものの怪に異形、魑魅魍魎が跋扈する。死をもってしての生け贄だと思っていたがその意味するところ、子を成し血を分ける身の捧げであった。 白羽の矢が立ったころから心をなくし、生き人形のようなイオリであったが、一夜を共に過ごした陰陽師へあっさり恋に堕ちてしまう。 そんな彼が夫なる人とはつゆ知らず。 ひと目会いたいと無駄な奮闘をしたり、特技の折り紙でお務めしたり、勘違いしたりで、生き生きと恋を拗らせていくのだった。 お酒は、二十歳になってから!
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