ブラック職場で奴隷騎士をやっていましたが、Sランクホワイト騎士団に引き抜かれました～残業したくないので効率を求めていたら理不尽に追放されかけたので拾ってもらうことにした。もう戻る気はない。むしろ潰す～

騎士であるレイ・ラヴァーズはSランク騎士団『零下の楽園』で迷宮攻略の仕事をしていた。 だが、ある日を境にその騎士団はブラック化してしまうことに。 サービス残業・強制重労働・薄給・身分差別とあげればキリのない劣悪な環境に我慢しつつも、レイは自らの呪われた封印の力を解いてまで効率を求め、ソロで迷宮攻略をできるまでになり、何とか早めに仕事を切り上げていた。 だが、それを良しとしない団長フォルトから職務放棄の汚名をきさせられ、レイは騎士団から追放されかけてしまう。 そんな時だ。 剣聖姫と呼ばれ慕われる超有名人、クローディア＝リラ・プリムローズが突然騎士団に踏み込んでくると、彼女率いるSランク騎士団からスカウトを受けることに。 「単刀直入に聞くわ。貴方、うちの騎士団に入る気はない？　もちろん高待遇を保証するわ。むしろ貴方の希望にこっちが合わせるけど」 彼の類い希なる実力と才能に惚れ込み、前の騎士団とは正反対の待遇で迎えられる。 彼女との出会いでレイは仕事環境と仲間に恵まれ、働くにはこの上ない自由な環境を手にする。 一方で、レイは自分を追放しようとした『零下の楽園』には多くの闇があることをクローディアたちから知らされることになる。 レイは騎士団員として過ごした過去と決別するため、彼女と新たな仲間たちと共に騎士団潰しを計画するのだった。