居酒屋で仲良くなった女の子が、ダンジョンのラスボスで。~新卒冒険者の俺に対して魔物たちが明らかな忖度をしてくるんだが、どうやら俺のことを人類最強の勇者だと勘違いしているらしい~
最終更新:2021/7/22
作品紹介
(試験的に時々タイトルを変更しますが、内容は変わりません) 旧タイトル:居酒屋で知り合った女の子がラスボスだった。~新卒冒険者の俺に対して、魔物たちが明らかに忖度してくるんだけど~ 赤坂ワタル、新卒の二十三歳。 職業、冒険者。 世界にダンジョンが発生して数十年。そして、民間に探索事業が委託されて早十余年が経過したある頃。ワタルは就職活動に失敗して、親戚の冒険者企業に入社することとなった。 しかし、もとより冒険者の知識が少なかった彼は失敗ばかり。 その日も居酒屋で、先輩と共に反省会を行っていた。 「あの、失礼します……」 その先輩が帰った後のこと。 ワタルは、とある女性客と相席をすることになった。 話すうちに共通の趣味があることを知り、意気投合する二人。最後には連絡先を交換し、また会う約束をするのだった。 そして、数日後のダンジョン探索で。 ワタルは魔物に襲われ、絶体絶命のピンチに陥った。しかし――。 「あ、え……? あれ?」 なにやら、魔物の様子がおかしい。 首を傾げていると、魔物はこう叫んで退却するのだった。 「や~ら~れ~たぁ~!!」――と。 意味が分からずに立ち尽くすワタル。 彼は後に知ることとなる。 居酒屋で意気投合した女性――ティーナの正体が、彼の探索するダンジョンのラスボスであるということを。 これは一人の平凡な青年と、彼に恋するラスボス女子。 そして、そんな彼らを取り巻く周囲の勘違いを描いたファンタジーラブコメ?である。
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