S級聖女は、自分を肉弾系死霊術士と勘違いしています。~そんな彼女に甦らされて魔王軍に入った上に、愛でられている俺の話~
最終更新:2017/9/28
作品紹介
盗賊団のカシラをしていた俺は、墓場に生まれたゾンビに殺された直後に生き返った。 たまたまその場に居合わせた死霊術士を名乗る少女に、どうやら俺もゾンビにされたらしい。 が……話を聞いてると、彼女の様子がおかしかった。 「わたくし、肉弾系の死霊術士ですの!」 そう言って、拳で俺を襲ったゾンビ(彼女とは無関係)や死霊系の怪物を『浄化』していく彼女は、どう見ても聖なる魔法を使っている。 明らかに聖女なのだが、死霊術士に憧れて魔王軍に入ったらしく、頑なに自分を死霊術士だと言い張る。 そんな彼女に気に入られ、なし崩しで彼女に同行することになった俺だったが。 彼女に従う連中はクセの強い奴らばっかりで、魔王城に向かう道中会うのも変なのばっかり。 これはそんな彼女と共に、何故か魔王軍で成り上がることになった俺の話。 物騒だけど、緊張感はあんまりない。
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