あの時僕は、一人の小説家の才能を潰してしまったのかもしれない
最終更新:2021/9/15
作品紹介
高校3年生の後藤圭吾には、同じ書き手としてこいつには敵わない、そう思う者が身近に一人いた。 彼女の名は夏目彩華、同じ高校の文芸部で、彼の唯一の同級生。 しかし、世間はなぜか彼女の作品より、圭吾のものを高く評価する。 彼にはそれが、不満で仕方なかった。 彩華の方では、不思議とそうでもなかったようだが。 ——これは、高校生活三年間で小説の書き手として競いあっていた二人が、いつしか競い合わなくなるまでの物語。
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