皇国の守護神・青の一族 ~混族という蔑称で呼ばれる男から始まる伝説~
最終更新:2018/6/14
作品紹介
異世界で危機に陥ったある国で伝わる物語があった。 この世界の住人達の命を餌とし、蹂躙する存在がいる。 総じて「魔族」と呼ばれたそれらは、何処からともなく現れる。 何の運命のいたずらか、それとも魔族の気まぐれか。 魔族の餌になるはずだったエルフが襲われ、魔族の子を身ごもった。 魔族の血を引いた忌み子は「混族」と呼ばれ、侮蔑され、虐げられ、恨まれる存在だった。 そんな「混族」として生を受けたギュールス=ボールドに、彼を取り巻く世界から虐げられる日々を送る運命が待ち受ける。 それでも彼は思う。 世界中から恨まれようとも、自分は「魔族」なんかじゃない。 だからこの世界のために生きよう、と。 この世界の危機を救う英雄の誕生の伝説は、華やかなものとは縁遠い舞台。 世界に平安を広めた一族は、そんな過酷な運命を背負う彼から始まった。
評価・レビュー
まだレビューはありません。