階段のあの子が、スマホで小説を書いている。俺はそれを、いつも後ろから眺めている。
最終更新:2019/10/10
作品紹介
非常階段の一段目に腰掛けているクラスメイトの彼女は、いつも昼休みにスマホで小説を書いている。 その後ろ姿を、非常階段の二階から手すり越しに眺めていた。 ある日、彼女がそんな自分に気づき、たわいない会話をするようになる。 昼休みの会話が交わされる、二人の距離はちょうど建物一階分。 ーーーこれは彼が、小説を書く彼女の背もたれになるまでの物語。
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