七つの鍵の物語 『人形』&『温泉』 ~戦闘奴隷が恋する乙女に至るまで~
最終更新:2015/4/19
作品紹介
『人形』 ……殺戮の為の人形。そう彼女達は呼ばれていた。 大陸最大の軍事国家、西部連邦人民共和国に集められた戸籍の存在しない孤児達は、互いに殺し合わされ、薬と魔法で肉体を変えられ、権力者に従順な意志を持たない人形へと造り替えられてしまった。 生き残った二十体の暗殺人形は、最終試験として、道化師と呼ばれる流れ者の暗殺を命じられる。 ただ共和国の為に戦い壊れる。それだけを理想と刻み込まれた少年少女たちは、”男の浪漫”を求める彼との出会いによって「人間であること」を取り戻してゆく。茨の道の果て、運命を切り開くことはできるだろうか。 『温泉』 自ら育んだ意志と絆で、指揮官ロゼットの元一丸となって戦い、辛くも生き延びた少年少女たち。保護された豪華ホテルで道化師と呼ばれる恩人、ニーダルと再会する。 彼に想いを寄せるロゼットの恋の行方は? ホテルの主である異世界人、紫崎由貴乃の目論見とは? そして、せっかくだから女湯を覗こうとハッスルする少年達の願いは叶うのか? 新たな戦いが、今始まる! (※ 事件解決後のコメディ色が強めな後日譚、第二部『温泉』編と統合しました)
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