学園を追われて開拓村へ~だけど、元婚約者が最終武器を持って来た~
最終更新:2021/11/4
作品紹介
「電撃の新文芸2周年記念コンテスト ――編集者からの4つの挑戦状――」 中間選考通過作品(21年5月) いきなり皇太子に決闘を申し込まれる主人公のエヴィ・ヘリオドール。 家の名誉のため、また、婚約者のために決闘に応じることになるが、大怪我を負って負けてしまう。 だが、周りの助力もあり、婚約破棄と騎士学園の退学、王都追放処分で決着が付く。 それと、国王様から開拓村の村長に任命されて、成功すれば、領地と爵位を与えるという、なんとも甘い処分となった。 主人公のエヴィは、乗り気ではなかったが、王命でもあるため受けるしかなく、二人の従者と共に開拓村へ向かった。 エヴィは、騎士の家系に生まれた、魔導師だった。開拓村で、得意の魔法を披露し、村民を助けていた時に、ある人物が開拓村へ来ることになる。それは、元婚約者のエリカだった。 エリカは、自分を『転生者』だと言い、これから起きることを知っていると言う。 この世界は、ギャルゲーの『ロードクロサイト学園1st』と乙女ゲーム『ロードクロサイト学園2nd』だと言う。 そして、皇太子も転生者であり、序盤で取れるアイテムを先に集めて好き勝手して歴史を捻じ曲げているのが、気に入らないと言い出した。 元婚約者は言う。 今皇太子は、王都から出れないので、王都の外にある『最終武器』を先に取ってしまいましょう。 そして、皇太子に破滅フラグを踏ませるのです! 今一つ、エリカの話を信じ切れなかったエヴィだが、次々に起きるイベントを事前準備で回避して行くうちに信じるようになる。 え? 不作? 魔道具で農作物を量産しましょう? え? 僕専用の魔導書? 二年早いけど取りに行きましょう? え? 戦争? パワードスーツってなに? そして、『ロードクロサイト学園2nd』の女主人公が、主人公専属のメイドだった。 え? 彼女の扱い方で国の行く末が変わるの? 主人公が、『転生者』ではない、異世界転生物語です。 ※当作品は「カクヨム」でも掲載しております。
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