祖国に裏切られた聖騎士、デュラハンとなり復讐を誓う
最終更新:2020/12/13
作品紹介
主人公、ロクス・ヴィルシュタインは人間ではない。 その正体はデュラハンと呼ばれる首なしの騎士、アンデッドである。 彼は生前、王国に仕える聖騎士だった。 王家と民を守ることを誓い、その身を費やし祖国を守ってきた。 だが、彼は忠誠を誓った祖国に裏切られることとなる。 身に覚えのない王女殺しの罪を被せられた彼は、弁解の余地なく処刑。 首を落とされ、その身は魔物の餌となるべく大地に捨てられた。 口惜しい。 何故、あのような腐敗しきった国に仕えていたのか。 死の間際、彼の中にはそういった未練と後悔だけが渦巻いていた。 死後、亡霊となっても止まらないその怨嗟は、彼を魔物へと転化させる。 彼は、この奇跡に感謝していた。 これで、ようやくあの憎き国に報復できる身体が手に入ったと。 これは、妄執に囚われた一人の男の復讐の物語である。 感想、アドバイス、励みになります! 書いてくださると嬉しいです!
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