悪役令嬢は凄腕スナイパー
最終更新:2022/8/19
作品紹介
乙女ゲームの悪役令嬢であるエリヌス・ラマウィは、聖アーテル学園に通う公爵令嬢。 ある夜、自身が悪役令嬢だと聞かされる。同時に自身がメインのエンディングである、バッドエンディングを迎えさせなければ、国が亡ぶとも聞かされる。 悪役令嬢というものに、ピンと来なかった彼女ではあったが、国の存亡がかかっているならばと、悪役であることを受け入れた。 だが、悪役令嬢であるという昼の顔とは別に、彼女はスナイパーという夜の顔を持つ。 人々に「鉄の死神」と呼ばれ恐れられるスナイパーは、私腹を肥やし、人々を苦しめる商人や貴族を屠る。 それは彼女の国の行く末を想う気持ち。そして彼女に与えられた、特別な力がなせる業だった。 彼女のスキル、それは「必中」だった。なんであっても、必ず対象に当てることができる能力。 銃という別世界の武器は、非力であっても命中さえすれば、対象を死に至らしめる。 ふたつの「特別」が合わさった時、彼女は誰も止められぬスナイパーへと変化した。 しかし、彼女は気付いていなかった。 彼女の持つ「必中」のスキルは、人々の心さえ射止めていることに。 ◇この作品はノベリズムでも掲載しています◇
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