【第二章完結!!】婚約破棄令嬢、スキルを極めて亡命先で冒険者になる~こっそり訓練し続けた結果【暗殺者】の適正を獲得、無詠唱・無動作の無音攻撃で成り上がります~
最終更新:2021/9/30
作品紹介
全く身に覚えのない罪でアン王国王子フラントに婚約破棄されたリリアナ・アルミ―は、入ったら2度と出てこられないと言われる王宮の地下牢に囚われてしまう。地位も名誉も失ったリリアナは、暗い独房の中で絶望した。 しかし、そんな彼女に3度の食事を運んでくれるのは、王宮で仕えてくれていた老執事のルジーだった。ルジーはチャンスを見て、リリアナを助け出すことを誓う。 そこでリリアナは、ルジーにスキルの指南書を持ってきてもらうことにした。「仮に脱獄できたとしても、国内で暮らすのは難しい。ならば、どの国でも通用する冒険者として働くため、スキルを習得しておきたい」と考えたのだ。 ルジーの持ってきてくれた指南書で【ファイアーボール】や【ウォーターボール】などの初級スキルを練習する日々。そんな中、ルジーも別の悪名高い牢獄に囚われてしまう。 それでもルジーを信じ続けること5年。突如として独房の扉を開いたのは、捕まったはずのルジーだった。 「ルジー!?ルジーなの!?」 「いかにも。機が来ましたので、お助けにまいりました」 リリアナはルジーとともに脱獄を開始。目にするもの、耳にすることに衝撃と悲しみを覚えつつも、厳しい雪山を越えてウィース王国の辺境へ逃げ延びる。 「婚約破棄令嬢リリアナ・アルミ―はもう死んだ。今の私は冒険者リリアナ。ここから、私の新しい人生を始めるの」 ウィース王国で冒険者生活を始めたリリアナ。 まず冒険者ギルドに登録するのだが、ステータスを調べると新人とは思えないずば抜けた高さだった。 さらに、訓練の過程で様々な身に覚えのないスキルを習得していた。 そのステータスとスキルにより、無詠唱・無動作の無音攻撃を実現したリリアナ。 適正の高かった【暗殺者】を職業として選択し、様々なスキルを生かして依頼をこなしていく。 これは、一度はどん底に落とされた令嬢が、自らの力で幸せをつかみ、やがて英雄と呼ばれるまでに成り上がる物語。 ※アルファポリス様でも公開しています。第14回ファンタジー小説大賞に応募中です。
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