音魔術によって心を癒せる宮廷音楽家、戦争の役に立たないとリストラで追放されたが、隣国の剣姫に拾われて楽しい宮廷ライフを過ごす。~城内がギスギスして内部崩壊しそうだから戻ってきてくれと言われてももう遅い
最終更新:2020/11/6
作品紹介
「トリスタン貴様は首だ。どことなりと行くといい」 宮廷音楽家としてとして人々の心を癒し手として国に仕えていたトリスタンは、ある日突然リストラされてしまう。戦争好きの王子には彼の人の心を癒すという仕事の大切さがわかっていなかったのだ。 宮廷から追放された上、まるで見せしめの様に母の形見である竪琴まで壊された彼は失意のどん底にいた。そんな彼に声をかけたのは隣の国の聖剣に選ばれし剣姫との美少女だった。 「私の国で宮廷音楽家として働いてもらえませんか? 私はトリスタンさんに音楽によって救われたんですよ。聖剣に選ばれていっぱいいっぱいだった私を救ってくれたのはあなたなんです。あなたに救われた私が言ってるんです。あなたはこの世界に必要な人だって。だから私と一緒に私の国に来てください」 そして、トリスタンは彼女と共に彼女の国で第二の人生を歩む事になる。これは、不当に評価された宮廷音楽家の成り上がり物語。 一方トリスタンを追い出した王子の国は、宮廷内での決闘や、謀反が横行し内部崩壊してしまう。
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