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作:白笹 那智

砂海とピンクと狩猟の女神

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最終更新:2018/4/10

作品紹介

「平和の味を知るがいい」  父親の遺言を胸に戦場へと赴いた〈サミュエル・ウッド〉は、冷たく乾いた冬の砂漠で戦車兵として戦いを重ねていた。  とある作戦で敗北を喫し、戦車小隊長の任を解かれてしまうサミュエル。新たな任務も与えられずに酒に溺れていた彼の元に、一通の命令書が届けられる。  役割の不透明な〝機甲砲科特務隊〟という、聞き覚えの無い部隊名に眉を顰めつつも、戦えないよりはマシと出頭したサミュエルであったが、直後に自分がとんでもない色物部隊に放り込まれた事を思い知る。機甲砲科特務隊は、その七割以上が特殊な能力開発を受けた、年端も行かぬ少女たちで構成されていたのだった。  サミュエルと少女たち機甲砲科特務隊に言い渡された任務は、大火力ながら精度に難がある試作段階の10インチ野戦重砲を搭載する特殊車両を用いて敵陣後方へ侵入。そして試作新型砲弾を用い、後方拠点攻撃を行う事であった。  未来予知による弾道計算。千里眼による砲撃観測。念動力による重砲弾の装填。敵意を感知する共感覚を用いた索敵。  様々な特殊能力を持つ少女たちを率い、その幼い指に銃火を乗せ、サミュエルは砂の海へ漕ぎだす。  その行為が、いつか平和に繋がるのだと信じて。 【私たちの世界とよく似た、別世界が舞台のお話です。私たちの良く知っている、あの戦争とは関係がありません】 無断転載は固く禁じます。 No reproduction or republication without written permission. 本站内图文请勿随意转载 本站内圖文請勿隨意轉載 게시물 무단 전재 복사 배포 등을 금지합니다

R15残酷な描写ありオリジナル戦記年の差ハードボイルド

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