伝説の勇者の息子の伝説 ~あまりにも最強無敵すぎるので自重して生きていたら、お前なんか王にふさわしくないと国から三下り半を突き付けられました~
最終更新:2020/3/22
作品紹介
『世界が闇に包まれる時、光の勇者が現れてその闇を払う』 予言の書に記されている通りに、大魔王は勇者一行に撃ち滅ぼされ、世界に光は取り戻された。 それからしばらくの後、国の復興が一段落した時に、勇者と姫の間にひとりの子が出来た。 だが、その息子は、剣も魔法も碌に使えない上に政にも興味はないと言う有様であった。 『ぼんくら王子』『バカ王子』『勇者の出がらし』『失敗作』 などなど、市井の評判も散々なのだが、当の本人はそんな事は全く気にせず日々遊びほうけてばかり。 そんな折に、国王夫妻が流行り病で急死した。 その隙を突き、ぽっと出の|勇者《たにん》が国王の座についた事に不満を抱いていた、貴族たちは、王子から国を奪い去った。 「けけけ。これで俺も晴れて自由の身ってやつか」 「いえ、お坊ちゃまは十分自由に過ごしていらしたかと」 あまりにもチート過ぎるが故に、その能力を自ら封印していた王子は、唯一彼について来た幼馴染のメイドと共に、冒険の旅に出る。
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